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夏のからだを守る!熱中症予防はスポーツミネラル

夏のからだを守る!熱中症予防はスポーツミネラル

毎年夏になるとニュースなどで報道される熱中症。地球温暖化の影響もあって室内でも熱中症を発症する危険性もあります。毎年5万人以上が救急搬送されている熱中症。命にも関わる熱中症は、誰でもかかる危険性がありますが、予防できる病気でもあります。正しい知識で、熱中症対策を心がけましょう。

からだに必要な水分量

人の1日の水分出納は約2.5Lといわれています(尿:約1,000~1,500ml、不感蒸泄(呼気や皮膚から排泄される水分):約900ml、糞便中の水分:約100〜200ml)。

これに見合う摂取水分は、①飲料水1,000~1,500mL、②食物に含まれる水分 約800mL、③代謝水 約300mL(栄養素が体内で酸化分解されるときに生じる水分)などがあります。体内でホルモンなどに調節される部分もありますが、それでも水分摂取量と排出量の均衡を保つ必要があります。

特に夏は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がけなくてはいけません。かいた汗の量を目安にして水分摂取を心がけ、汗で失われる塩分やミネラルも補給しましょう。

水分だけ補給は熱中症を悪化させてしまう?!

水分をしっかり補給していたのに熱中症になったり、症状を悪化させることもあるって知っていますか?

高温多湿の環境で、30分を超える長時間の運動や労働などによって大量に汗をかくと、体内の水分と一緒に塩分やミネラルも奪われてしまいます。そこに水分だけ補給すると、血液中の塩分・ミネラル濃度(体内における塩分やミネラルの割合)が低くなり、様々な熱中症の症状が出現してしまいます。

水分だけ補給が、熱中症につながったり、悪化させたりすることもあるのです。

熱中症ってなーに?

熱中症とは、熱によって起こるさまざまなからだの不調の総称です。気温も湿度も高い場合、汗が蒸発せず体温調節ができない状態になり、熱が体内にたまります。この熱によって体温調節機能が乱れたり、体内の水分量・塩分量のバランスが崩れたりすることで、熱中症が起こります。

熱中症の種類

    • 熱失神
      皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への循環血液量が不足して起こります。めまいや一過性の失神・顔面蒼白などの症状がみられます。
    • 熱けいれん
      大量に汗をかき、水分だけを補給して血液の塩分濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
    • 熱疲労
      高温下で大量の発汗により水分補給が追いつかず、脱水とともに体内に熱が蓄積した状態です。強い口の渇き・倦怠感・強い疲労感・悪心嘔吐などの症状がみられます。
    • 熱射病
      高温多湿の環境下で、熱疲労が重症化し異常に体温が上昇し、中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。
    • 日射病
      直射日光による日焼けと熱によって起こります。夏の暑い日差しを浴びながら長時間動いたり作業を続けているうちに、発汗しなかったり、発汗しても体温の冷却が間に合わない状態に陥り、オーバーヒートして日射病になります。

熱中症の予防と対策

暑さ指数(WBGT)の確認
暑さ指数(WBGT)を把握することで、熱中症発症の危険度を知ることができます。WBGT値が28℃を超えると熱中症の危険性が上昇します。

WBGT値は労働環境や運動環境の指針として有効であると認められ、ISO等で国際的に規格化されています。

暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。

暑さ指数(WBGT)の実況と予測はこちら

出典:環境省 熱中症予防情報サイト

水分と塩分をバランスよく補給!

水分だけを補給するのではなく、塩分も一緒に補給することが重要です。

日本スポーツ協会では、熱中症予防の水分補給として0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。

自分で手軽に作れる食塩水も効果があります。1ℓの水に対して1~2gの食塩を目安に加えてください。さらにエネルギーを補給するために少量の砂糖などを加えると、腸管での水分吸収を促進され、疲労回復にもつながります。

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こまめな水分・塩分の補給は熱中症予防にも有効です。それでも熱中症の症状が出たら、大至急医療機関を受診しましょう。
意識がはっきりしている場合は、涼しい日陰などで適切な水分・塩分補給を行い、安静にすることで改善することがあります。でも、いつもと違ったり、不安があるときは医療機関を受診してください。