台風といえば、最初に沖縄に来襲するイメージがあります。でも、実は沖縄に「台風は上陸しない」ってご存知ですか?
台風の「上陸」の定義は、台風が本土の海岸線に到達した場合に限って使う言葉です。本土とはすなわち本州、北海道、九州、四国のことで、本土以外には台風は「上陸」しません。日本で最も多くの台風が来襲する沖縄は島の扱いになるため、台風の「通過」という表現になり、台風上陸数はゼロなんです。
気象庁のデータベースを確認すると、2008年は日本に上陸した台風がゼロとなっていますが、これも沖縄や伊豆諸島・小笠原諸島に接近した台風は「上陸」にカウントされないためです。
台風の上陸数は毎年おおよそ3個ですので、2020年も台風の上陸・接近に備えて、事前に準備を進めておきませんか。昨日に続き、今日も台風や集中豪雨に対する備えとして、タフで使い勝手の良いレインウェアと長靴をご紹介します。
台風の日に傘でいいの?
普通の雨の日であれば必需品となる傘。しっかり雨を防いでくれます。でも、台風の日に傘をさすと、強風ですぐに折れて壊れてしまったり、風に煽られて転びそうになったり、傘が飛んで人にぶつかりケガをさせてしまうことだってあります。傘を持つことに必死になって、傘が凶器になり得ることを忘れてしまいがちです。台風の時ほど傘は危険で役に立ちません。それなのに、台風の日に傘を持って出かけてしまうのはなぜなのでしょう。
毎年台風を経験しているのに、普通の雨の日と同じ装備で出かけていませんか。例えば通勤。都心で勤務されている方は、自宅から最寄り駅まで徒歩10分、会社の最寄り駅から徒歩10分。出社するため20分歩いている間に、台風による強風と大雨で服はずぶ濡れになり、傘も壊れてしまうかもしれません。
どうしても台風の日に外出しなければいけないなら、傘以外の選択肢を作りましょう。

台風の時は傘よりカッパ!
では、台風に負けないアイテムとは、どんなものでしょうか。
それはカッパ(レインウェア・レインコート)です。カッパは着るタイプの雨具ですから、両手がフリーになり、強風を受けても飛ばされず、雨が斜めに降っても服が濡れることを防いでくれます。
カッパを来て外出する時の必需品:駅に着いた時、周囲の人が濡れないようにカッパトを脱いで入れておく袋(ビニール袋でOK!)を用意すると便利です♪
通勤や外出の時にカッパを着るのはダサくて嫌…!という方も多いかもしれません(笑)
でも、最近のカッパってとてもおしゃれで、アウトドアにも使える高機能なレインウェアも豊富なんですよ。普段カッパを着る機会が少ない方は、手に取りやすい価格のカッパからチャレンジしてみてください!
防水・防風のレインウェア
長めのつばを採用したフード
背面ベンチレーション
背部長めのカッティング
内股部分の防水力アップ
バタつき・空気流入防止
靴を覆うすそ
マック レインウェア 合羽 AS-8000 デュアルワン
4,500円+税
高い防水力で雨風を防ぐ!耐水圧10,000mmH2o
シームテープ加工:縫製部分からの水滴侵入を防ぐ防水テープ
撥水力・防水性に優れた吐水ファスナー
脇下にムレ防止・開閉ファスナー仕様
防水バックルバック付き
マック EGレインジャケット AS-800 072-0047
3,800円+税
ロープライスで防水性重視!
3重防御!ファスナーとダブルフラップで水をシャットアウト
二重袖で腕を上げても水が入りにくい
フードには視界を遮らない透明フィルム付き
総メッシュ裏付でべとつきを軽減
ズボンにはベルトループ付き
合羽 AP-300 レインリード 上下セット
2,980円+税
持ち運びに最適!なのに耐水圧10,000mmH2o、透湿度2,000g/m2-24hの高性能!!
シームテープ加工、総裏メッシュ付き、バッグも濡らさないレインスーツ
マック AS-7600 EG アジャストマック バッグイン レインウェア
3,600円+税
撥水力が持続する透湿レインスーツ。袖まくりでずり落ち防止。
フードがしっかりフィットずれにくい。軽くて動きやすい。
マック レインウェア 合羽 AS-7100 アジャストマック ライト
2,980円+税
裾上げ調節できる耐久レインスーツ アウトドア、作業にも最適
防風 防水 お手軽な合羽(レインウェア)・ウインドブレーカーとして
マック レインウェア 合羽 AS-5100 アジャストマック
1,980円+税
台風には階級制度がある!
台風の勢力を分かりやすく表現する目的などから、台風は「強さ」と「大きさ」によって階級が定められ分類されています。国際的にはWMOが規定する分類法が使用されていますが、同じ台風でも気象機関によって異なるレベルに分類される場合があります。例えば、米軍の合同台風警報センター (JTWC) では1分間平均の最大風速、日本の気象庁では10分間平均の最大風速によって分類しています。
出典:Wikipedia 台風


台風に関するニュースを見ていると、「スーパー台風」という言葉が耳に入ってくるかもしれません。気象庁における明確な定義がなく、マスメディアで用いられている呼称ですが、米国の合同台風警報センターでは最大強度階級130 knot(約67m/s・240 km/h)以上の台風のことを指しているそうです。
このように台風は強風域や暴風域を伴って強い雨や風をもたらすため、水が溢れて浸水してくる事態も発生します。そんな時に革靴やパンプス、スニーカーでは対応できません。浸水に対処するアイテムが必要です。

足元は長靴で浸水ブロック!
最近ではレインブーツとして大人の女性にも人気のアイテムですが、子どもの頃に履いたのが最後、という方もいらっしゃるでしょうか。カッパも長靴も、子どもっぽい!と抵抗感のある方もおられるかもしれませんが、長靴は雨の中でもしっかり防水してくれるのでおすすめです。
カッパ同様、雨の日以外に履く機会は少ないと思いますので、高いレインブーツよりも実用性・機能性・低価格で選べば損はありません!
ただし、長靴には水が入ると重くて脱げやすくなり危険という、大きなデメリットがあります。もし長靴の長さよりも水位が高いところ(水深が膝よりも深いところ)を避難するのであれば、普段履き慣れたスニーカーなどの安全靴を履いて避難するようにしましょう。