スニーカーや靴を履くときに、この部分ってなんて言うんだろう?と思うことありませんか?スニーカーを持っていても、知らない用語があるものです。今回は、知っているとちょっと自慢したくなる、靴のパーツの名前と役割を紹介します!
各パーツの名称や部位

アッパー
ソール(靴底)以外の部分のことで、甲被(こうひ)とも呼ばれ、足を保護しながら靴と足をマッチングさせてくれます。靴は「アッパーとソール」によって作られていて、アッパーはその靴の顔とも言えます。
アッパーには通気性を良くするためにメッシュ素材を使用したり、耐久性を上げるために皮革素材を使用したり、耐水性に優れた素材を使用して防水性能を高めたり、最新技術を搭載している靴がたくさんあります。素材や形状によってフィット感が変わるので、靴を選ぶ時は最も重要な部分です。
ちなみに、クロスワーカーでは安全靴を多数取り揃えていますが、安全靴には牛革または総ゴムが使われます。
ソール
地面に触れる靴底=靴裏のことで、ほとんどの靴がラバー製です。アウトソールとミッドソールに分かれていますが、同じ素材で1つのパーツで作られていることもあります。
アウトソール
靴の中で唯一、直接地面に触れる部分、靴裏のことです。靴によってアウトソールの硬さや種類が異なり、それがグリップ力や歩いている時の安定感、耐摩耗性などに影響を与えます。デザインやカラーにこだわっているモデルも多いです。
ミッドソール
アウトソールとインソール(足裏)との間に入るパーツです。衝撃吸収性や優れた履き心地は、このミッドソールのクッション性のおかげです。スニーカーブランドによっては衝撃吸収剤やジェル素材を採用したり、ガスを充填したエアバックを搭載したり、様々な最新技術が使われています。
先芯
先芯(さきしん)とは、靴のつま先部分のアッパーと裏材の間に挿入する芯材のこと。靴のつま先部分の形状を保ち、つま先を保護します。
安全靴には必ず先芯が入っていて、その素材は鋼鉄や樹脂などです。強い衝撃や圧力を受けても潰れることなくつま先を守ることができます。
シューレース
日本語では、靴ひものこと。足と靴をフィットさせる役割を担います。シューレースのサイズ(太さ)や、アイレット(鳩目)の数で長さが異なります。シューレースの厚みでフィット感が左右されることもあるため、意外と重要なパーツです。
視線を集めやすい部位で、シューレースの色や素材を自分好みにカスタムできるのも、靴の楽しみのひとつ。結び方にもアクセントが付けられて、こだわりが出る部分です。
シューレースホール
アイレットとも言い、靴ひもを通すための穴のことです。日本語では、鳩の目に似ていることから「鳩目(ハトメ)」と呼びます。
スニーカーにはだいたい10〜16個ほど付いています。穴の補強用に、真鍮やアルミなどのリング状金具や、D型の金具が付けられていることもあります。
タン
シューレースの裏にある、靴紐を付ける羽根の下の部分で、甲を覆う長細いパーツです。「シュータン」や「ベロ」とも呼ばれます。
タンがあることによって、足の甲に当たる部分に多少の可動できるスペースを作り、人によって違う足の形と靴の形を合わせることができます。タンが薄ければ足がタイトにフィットし、厚ければゆったりとサポートされます。また、足の甲の保護し、泥やごみが靴内に入るのを防ぎます。
インソール
中敷きことで、足と直接触れる靴底のことです。クッション性やフィット感を高める素材が使われ、疲れや足への衝撃を軽減したり、サイズの微妙な調整をします。交換することができるタイプや、靴本体とくっついているタイプがあります。
交換できるタイプは「カップインソール」といい、さまざまな形のインソールで履き心地を調整することができます。
プルストラップ
「プルバック」「つまみ革」とも呼ばれ、靴の履き口(かかと部分)に取り付けられる革や布テープのことです。靴の着脱を容易にする役割があり、靴ベラを使わなくても靴のかかとの形を崩さずに履くことができます。また、タブのデザインとして付けられることもあります。
ヒールカウンター
かかと部分に挿入された半円状のパーツで、外側からは見えませんが、かかとの部分に芯が入っています。「カウンター」だけでも伝わります。靴のヒール部分の形を整えて、足を安定させたり歩行をサポートしたりする大事なパーツです。