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エシカル消費とアニマルフリーを考える:秋冬シーズンのファイバーダウン

エシカル消費とアニマルフリーを考える:秋冬シーズンのファイバーダウン

地球にも、人にも、動物にも、できるだけ負担をかけない選択

「エシカル」(ethical)とは、「倫理的な」という意味を持つ形容詞で、地球環境や人・社会・地域に配慮した考え方といったニュアンスで捉えられることが多い概念です。ここ最近世界ではエシカルな考え方に基づく消費=エシカル消費が注目されています。

また、毛皮(ファー)や羽毛(ダウン)、皮革(レザー)といった動物素材を避ける・動物素材を使わない「アニマルフリー」という取り組みも、エコ時代のトレンドです。完全なアニマルフリーを実現するアパレルメーカー・ブランドもあり、消費者から高い関心を集めています。

この地球で、持続可能な暮らしを

人が生きていく上で、衣食住という生活に不可欠な3要素に対して消費するエネルギーは少なくありません。食料や洋服など、いつ・誰が・どこで・どうやって生産したものなのか、意識した経験はありますか?

私たちが消費している食料や洋服、サービスの生産背景を知り、エシカル消費を考え、アニマルフリーの製品を選ぶことが、社会問題の解決の貢献につながることもあります。

国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)の12番目に、「つくる責任、つかう責任」があります。エシカル消費・アニマルフリーを実践することは、この目標に貢献することができます。さらに、目標1(貧困をなくそう)、目標13(気候変動に具体的な対策を)、目標14(海の豊かさを守ろう)、目標15(陸の豊かさも守ろう)といった目標も同時にカバーできるかもしれません。

全てをエシカル消費にしたり、アニマルフリーにすることはできないかもしれませんし、極端な考え方にしなくても大丈夫。まずは自分の暮らしの中から見直せるところから、実践してみませんか。

今回はエシカル消費・アニマルフリーを考えるきっかけとして、ファイバーダウンを使ったアイテムをご紹介します。真夏真っ盛りのいま、秋冬シーズンの洋服なんて考えられないと思いますが、これから秋冬物を準備するときの参考にしてみてください♪

一般的なダウンジャケットに使われる「ダウン」とは

ダウンとは、アヒル(ダック)やガチョウ(グース)といった水鳥の胸や腹部にあるふわふわした毛(羽毛)のことです。一般的にはアヒルのダックダウンよりも、ガチョウのグースダウンの方が品質が良く高価です。この毛を水鳥からいただいて、ダウンジャケットは出来上がります。

    • ダックダウン:アヒルの体が小さいため、ダウンも小さめ。耐久性と保温性が少し落ち、比較的安価。
    • グースダウン:アヒルに比べガチョウは体が大きく、ダウンも大きめ。耐久性と保温力が高く、高価。

「フェザー」と「ダウンボール」の違い

ダウンには、ふわふわの綿毛「ダウンボール」と、真ん中に芯がある羽根の形をした「フェザー」があります。ダウンボールはフェザーに比べたくさんの空気を含むことができ温かいのですが、ダウンジャケットなど衣料品ではダウン100%ではなくフェザーを混ぜて、ロフト(嵩(かさ))を増して使われています。

フェザーを混ぜることでロフトが増して、空気の層(デッドエア)を作ります。住宅の二重サッシや魔法瓶をイメージしてもらえると、わかりやすいかもしれません。この空気の層が断熱層となって外の冷気を防ぎ、着ている人の体温を逃さず、繊維の間に空気を含ませて保温性と吸湿性を上げるのです。また、ダウンがつぶれてしまっても、ダウンボールだけではロフトの回復力に欠けますが、フェザーを混ぜることでロフトを保ち、温かさを維持できます。

「フィルパワー」の目安

ダウンジャケットや羽毛布団などでFP(フィルパワー)という表記を見かけたことはありませんか?これは羽毛のかさ高性を表す単位で、ダウンの戻り率(同じ重量の羽毛をシリンダーに入れ、一定の圧力をかけたときの膨らみ度合いを数値化したもの)のことです。ダウンを押した時に跳ね返ってくる数値が大きいほど良質なダウンで、少ない量でも温かいジャケットが作れます。ただし、温かさはダウン量も重要なので、フィルパワーとダウン量を気にしてみると良いでしょう。

タウンユースのダウンジャケットは500FP、登山用のダウンジャケットは800FP前後が目安とされています。

    • 低ダウン品  : FP 500以下
    • 良質ダウン  : FP 600~700
    • 高品質ダウン : FP 700以上

ダウンの問題点は、鳥たちへの残酷さ

水鳥が冷たい風に当たっても体温を維持できる保温性のあるダウン、化学繊維と比較するとその保温性は抜群です。しかしダウンを使って製品を作る場合、水鳥たちから毛をむしらなくてはいけません。

羽毛の奪取には2つの方法があります。ライブハンドプラッキング(生きた鳥からダウンをむしる方法)と、マシーンピック(食用の鳥から機械でむしる方法)です。どちらの方法も、鳥たちにとっては残酷な方法です。近年、このピッキング方法の残酷さが報道され、アニマルフリーに関心が集まるようになりました。

天然ダウンの代替繊維として、「ファイバーダウン」

そこでダウンの代わりとして注目されたのが、化学繊維です。化繊はダウンに比べてロフトや圧縮・復元性はないものの、濡れに強いという性質があります。そして、ジャケットの見た目には天然ダウンなのかファイバーダウンなのか、全くわかりません。

化繊ジャケットもダウンと同じように、デッドエアを確保して保温性を高める仕組みは一緒です。ただしダウンは水に弱く、濡れるとロフトが維持できず保温性が低下するという弱点があります。最近では羽毛に撥水加工を施したダウンジャケットも登場していますが、シビアな状況が予想されるとき、例えば登山などのアウトドアフィールドでは特に化繊が選ばれています。

ファイバーダウンもそんな化繊のひとつで、天然ダウンではなく、人工の極細ポリエステル素材。通常使用されるポリエステル綿よりも極細に加工した繊維で、繊維同士がふわふわと絡まり合ってデッドエアを作り、ダウンと同程度の保温性があります。板状の中綿に比べても、ファイバーダウンは天然ダウンのような膨らみがあり、空気を含んでふんわりと軽いことが特徴です。

ファイバーダウンの特徴

  • よく使われるポリエステルよりも繊維が細く、柔らかい
  • 通気性がよく、ダウンと同程度の保湿性
  • ダウンよりも軽い
  • ダウンよりも値段が安い!これは大きなメリットです!

パーカータイプ

異素材をミックスしたハイブリッドモデル。
ボディ部分には軽量で保温性の高いファイバーダウン綿を使用。
アームやボディサイドには伸縮性のあるニット地を採用し、背中裏側には熱反射アルミパーツを採用。
スタイリッシュなスリムシルエットながら動きやすく保温性も高い。

イーブンリバー ハイブリッドファイバーダウン パーカー R-158
4,321円+税

ジャケットタイプ

異素材をミックスしたハイブリッドモデル。
ボディ部分には軽量で保温性の高いファイバーダウン綿を使用。
アームやボディサイドには伸縮性のあるニット地を採用し、背中裏側には熱反射アルミパーツを採用。
スタイリッシュなスリムシルエットながら動きやすく保温性も高い。

イーブンリバー 防寒ジャケット ハイブリッドファイバー ダウンジャケット R-157
3,672円+税

ベストタイプ

異素材をミックスしたハイブリッドモデル。
ボディ部分には軽量で保温性の高いファイバーダウン綿を使用。
ボディサイドには伸縮性のあるニット地を採用し、背中裏側には熱反射アルミパーツを採用。
スタイリッシュなスリムシルエットながら動きやすく保温性も高い。

イーブンリバー 防寒ベスト ハイブリッドファイバー ダウンベスト R-155
3,118円+税

保温性のダウン、濡れに強くて軽いファイバーダウン。どちらもいい点・悪い点がありますので、購入しようと思った目的で選ぶようにしましょう。

でも、もしどちらにしようか迷っているなら、地球環境や人・動物のことを考えるエシカル消費やアニマルフリーを思い出してみてくださいね!