先日、日本医師会は全国の新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて「第3波と考えてもよいのではないか」との見解が示しました。政府の対策分科会においても「急速な感染拡大に至る可能性が高い」ことや、「流行が南下する恐れがある」と指摘しています。
駅でも電車でも、もちろん建物の中でも感染予防対策として換気がされていて、どこに行っても寒くてツライですね。北海道や東北では早く季節が進み、すでに雪が降って気温はマイナスを観測しています。そんな寒い時期の換気はできればやりたくないですが、コロナ禍のいま「寒いからやらない!」という訳にはいきません。
たくさんの人がいる場所で換気が悪いと、新型コロナウイルスの飛沫感染リスクが高まります。これまでに発生したクラスターの調査の中でも、換気の悪さが原因のひとつとされています。だからこそ換気を徹底して、室内にいるウイルスを外に出すことは基本的な対策です。
そこで今回は、厚生労働省が推奨している換気の方法と、寒さ対策についてご紹介します!
厚生労働省が推奨する換気の方法
季節性のインフルエンザは冬場に流行のピークを迎えますが、新型コロナウイルスも気温や湿度が下がるこれからの季節に流行拡大の可能性が指摘されています。
集団感染防止のために避けるべき「密閉・密集・密接」の3密のうち、「密閉」を避けるにはこまめな換気が重要です。そのため、厚生労働省などは「1時間に2回以上、2方向の窓を開ける」といった換気法や、24時間換気システムの適切な利用などを呼びかけています。
窓の開放による方法
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- 換気回数 * を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する)とすること。
* 換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数のこと。
- 換気回数 * を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する)とすること。
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- 空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。
窓が一つしかない場合はドアを開けること。
- 空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。


寒い季節の換気はツライ…
ですが冬の寒い時期に、1時間に2回も空気をすべて入れ替えるような換気をすると、せっかく暖房で温めた部屋も寒空の下にいるような室温になってしまいます。
急激な室温の変化があると、健康な若い人でも体調を崩すおそれもあります。気候の良い秋なら我慢できることも、室外との気温差がある冬だと換気をためらいがちになりますよね。
また、インフルエンザウイルスなどのウイルスは湿度が低いほど活性化しやすいと言われています。冬はそもそも湿度が低くなり、たとえば東京都の12月~2月の平均湿度は55%程度と、夏の平均湿度80%程度と比べても低いのです。さらに室内でエアコンを使うことが多いと思いますが、暖房を入れるともっと湿度が下がってしまい、外から入ってきたウイルスに感染しやすくなる危険性があるため、注意が必要です。
2020年冬は、換気をするたびにエアコンの暖房の温度を上げたり、温風を「強」にするといった「室温を上げる寒さ対策」ではなく、「着る寒さ対策」を考えてみませんか。


〜 湿度の豆知識 〜
エアコンの暖房で「乾燥する」と感じるのは、室内の空気に含まれる湿度が減ってしまうからではありません。
空気は温めると膨張します。でも、空気中に含まれる水分は一定のため、空気中の水分の割合が少なくなってしまうので、湿度が下がってしまいます。つまり、空気を温めると空気は膨らむのに、空気中の水分量がそのままで変わらないから、湿度が下がるのです。
そして、もうひとつの原因は結露です。これは室内の空気に含まれる湿度が減ってしまいます。
寒い日に暖房を入れると、窓にビッシリと水滴がついてしまった経験はありませんか?窓についた水滴 = 結露は、もともと空気中に含まれていた水分です。夏でも冷たい飲み物を入れたグラスに水滴がつくように、温かい空気が急激な温度差で冷やされると、空気中に含まれる水分が水滴となってしまうのです。その結果、室内の空気に含まれる水分が減ってしまい、もっと湿度が下がってしまうのです。
2020年の冬は、換気することを前提に「ヒーターを着て」乗り切る
寒さがツライからといって、換気しないという選択肢はありません。コロナ感染予防のために換気することを前提として、エアコンなどの暖房に頼らない寒さ対策が必要です。
そこで、いま人気を集めているのが、ヒートベストです。
トレンドに敏感な方はすでに使っているアイテムかもしれませんが、「着るコタツ」との異名もあるくらい寒さ対策の必需品です。
ヒートベストとは電気の力で電熱線を発熱させた、ヒーター機能を内蔵したウェアのことです。電気毛布をイメージしてもらうと、ヒートベストの温かさが伝わると思います!
寒い冬でもヒーター付きウェアがあれば、いつでもどこでもすぐに温かく過ごせます。昨年までは外出時や屋外での作業時に使われているイメージの強かったヒートベストですが、2020年は換気時の寒さ対策として注目されています。これまでなら暖房が効いた室内でヒートベストを着るなんて考えられないことだったかもしれません。しかし、コロナ禍の今は換気が必要なため、室内を温めるのではなく、温かさを着ることが寒さ対策の基本です。
ヒートベストの技術進歩はめざましく、バッテリーはパワーアップして発熱量が上がり、長時間の使用も可能なのにコンパクト化したことで、ウェアの重さ問題も解消されつつあります。そして、デザインもよりスタイリッシュに、ファッション性もアップして、仕事の時だけでなくちょっとした外出からアウトドアや釣り、登山にも使えちゃうんです。
ヒートベストのヒーターユニット(発熱部分)は、背中や首回り、腰など、ホッカイロを貼るような場所についています。メーカーにより異なりますが、大体3段階の温度調整が可能で、30度〜60度くらいの間で低温〜高温モードを選択できるようになっています。エアコンなどの暖房と違って、自分で好きに温度調整ができるのもヒートベストの嬉しいポイントですね。
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