2020年に改正されたJIS規格・高視認性安全服とは?

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2020年に改正されたJIS規格・高視認性安全服とは?

令和2年3月に改正されたJIS T 8127 高視認性安全服。現在の最新版は、JIS T 8127:2020です。

今回の改正では、高視認性安全服の英語表記が「High visibility warning clothing」から「High visibility safety clothing」となり、より安全性を重視する表現になりました。また、クラス3ではこれまで「クラス3の面積を満たす長袖上衣」が条件となっていましたが、「クラス3の面積を満たす半袖上衣」も認められるなど、変更点がいくつかあります。

今回は高視認性安全服のJIS規格の詳細を確認していきましょう。

JIS規格にはクラス1〜3の高視認性安全服がある

高視認性安全服は、「見落とされるリスクの高い状況で、視認性を高め、着用者の安全性を向上させることを目的とした衣服」と定義されています。JIS規格合格品の高視認性安全服を着用することで、昼夜問わず着用者の視認性を高めて事故リスクを低減し、また同時に移動体(車両等)の運転者も安心して運転や作業できることが期待されています。

JIS T 8127 高視認性安全服は、リスクレベルに応じた3つのクラスで構成されていて、衣服を構成する高視認性材料の最小必要面積などが規定されています。

車両が60 km/hで走行している場合、急ブレーキから車両停止するまでに40m以上(約2.4秒)を走行するとされています(車体性能や路面状況により変化します)。クラス2では時速60キロ以下を想定して規定されています。詳しくは以下の表でクラスごとの比較を確認してみてください★

高視認性安全服には、全ての方向からの視認性(360°全方向)を確保することが求められており、全方向に高視認性材料を使用することが必要です。つまり、水平方向の帯状の蛍光生地・再帰性反射材が、衣服の胴体部分や腕・足部分を一周していなければいけません。

また、高視認性安全服はジャケットや長ズボンの単体、または上下組み合わせのアンサンブルで判定します。そのため単体ごとのクラスよりも、上下組み合わせた場合のアンサンブルの実際に見える面積(蛍光生地・再帰性反射材)が最小必要面積を満たしていれば高いクラスに分類することができます。

例:
クラス1のベスト と クラス1のパンツの組み合わせ
 → 目に見える面積(蛍光生地・再帰性反射材)がクラス2の基準をクリア
 = クラス2

昼は蛍光★夜は反射★で、安全を確保!

高視認性安全服は蛍光色の生地と、再帰性反射材によって構成されています。日中は蛍光色の生地が視認性を高め、夕方から夜間は再帰性反射材によって視認性を高めています。それぞれの素材にはどのような特徴があるのでしょうか。

蛍光生地

蛍光色は鮮明な色彩で、太陽光や蛍光灯などの下で光輝性のある蛍光色を発します。残光性はないので、暗いところでは光りません。蛍光生地は主に日中の視認性をアップさせる素材で、周辺とのコントラストによって視認性を発揮します。

蛍光生地の色は規定の光源と試験方法で測定します。規定色度の範囲内で高い明度が求められ、生地の強度などの物性についても基準があります。

* 蛍光:吸収された波長より長い波長の可視域の電磁波を発する現象で、可視光線以外の光にも反応して,一般色よりも鮮明に発色します。

ただし、蛍光生地は太陽光線に弱く、色が退色しやすいため、着用後は室内で保管します。汚れによって視認性が低下するため、汚れたまま着用しないようにしましょう。

再帰性反射材

再帰性反射材は、主に夜間に車両のヘッドライトに再帰反射して人が存在することを認知させます。

再帰性反射素材には、ガラスビーズとマイクロプリズムの2種類があります。ガラスビーズは、シート面に透明な小さな球体を並べた構造です。マイクロプリズムは、シート面に透明な三角錐(プリズム)を底面が上になるように並べた配列です。この球体や三角錐が光を受けて、光源に向けて反射します。

* 再帰反射(さいきはんしゃ):光源の光を広い照射角にわたって、入射光の光路にほぼ沿う方向に選択的に反射光が戻るような反射(入ってきた光が、再び入ってきた方向に帰っていくことから、再帰反射と呼ばれています)。

再帰性反射材は強い薬品や汗が付着した状態で放置すると、剥離したり劣化して反射性能が低下します。擦ったりすることでも剥離・劣化するため、取り扱いに注意してください。

いずれの素材も、漂白剤を使用すると変色や劣化を招きます。洗濯はネットに入れたり裏返すなどして、陰干ししてください。

高視認性安全服は、クロスワーカーにお任せ!

高視認性安全服は、昼夜問わず安全を確保できるようにしっかりと規定されています。道路や港湾、空港での作業には、ぜひJIS規格合格品の高視認性安全服を着用しましょう!

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