衣服のサステナブルマークを知ろう part2 – 持続可能なコットンの国際認証ラベルとプログラム

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サステナブルで環境への負荷が少ないオーガニックコットンの栽培以外にも、持続可能な綿花栽培のためにいろいろな取り組みがされています。

現在、世界で栽培されている綿花は、小規模農家による貧困、不確実な市場による価格変動・不安定な収入、強制労働や児童労働、農薬使用による環境汚染や健康被害、土壌の枯渇といった問題を抱えています。

このような地球規模での課題に対して、サステナブル・コットンという持続可能な方法で生産された綿花を認証し、市場への認知度向上を図る国際的な認証ラベルや、綿花栽培のプログラムが誕生しました。サプライチューンの上流である農家への改善だけでなく、小売業者やブランドにもサステナブル・コットンを調達することを求めています。

例えば、持続可能な社会に向けたサステイナブルなコットンの国際認証ラベルのひとつとして、「国際フェアトレード認証ラベル(The FAIRTRADE Mark)」を紹介しました。このほかにも、世界ではコットンに関する認証ラベルやプログラムがあります。

今回は、持続可能なコットン栽培に関する国際認証ラベルやプログラムをご紹介します。

BCIコットン

Better Cotton Initiative (BCI、ベター・コットン・イニシアチブ)

BCIは、2005年にスタートした持続可能な方法で生産されたコットン(綿花)を支援するプログラムです。

国際的な非営利団体・ベター・コットン・イニシアチブ(BCI)が、世界最大の農場レベルの綿花持続可能プログラムを運営しています。オーガニックコットンほど厳格ではなく、栽培過程で環境負荷に配慮した農薬の使用が可能だったり、参加しやすいプログラムになっています。

サステナブルなコットン栽培を推進するプログラムには農家、紡績、商社などが参加し、綿花栽培をより良くするための7つの原則、44の基準、進捗状況を測定する八つの指針に基づいた綿花栽培基準があります。

綿花生産の環境への影響を減らし、地域の生計と経済発展を改善して、サプライチェーン全体での取り組みと改善を目的としています。具体的には綿花栽培における水の効率的な利用、土壌や環境に配慮した化学薬品の使用や削減、労働者の環境改善、公正な労働条件といった持続可能な綿花栽培の農法トレーニングを普及しています。

コットン・メイド・イン・アフリカ

Cotton made in Africa(CmiA)

コットン・メイド・イン・アフリカは、サステナブルな綿花栽培や貿易を通じて、寄付ではなく持続的に人々の自助を支援する認証ラベルです。アフリカ産の綿花の供給量の増加とサブサハラアフリカの綿花農家の生活改善を目指しています。

ドイツ政府と民間がアフリカの綿花生産と労働者の生活改善を支援する仕組みで、Aid by Trade Foundation(AbTF:貿易による援助基金)が提供しています。アフリカ・サハラ以南の小規模綿花農家とその家族の労働条件と、社会的・経済的・環境的な生活改善を目指す、アフリカのサステナブル・コットンで最大のスタンダードプログラムです。

企業はCmiAが認証したコットンをサプライチェーンに導入し、CmiAラベルを使用するためのライセンス料を支払います。このライセンス料が綿花農家のトレーニングといったプロジェクト推進や、監査・影響評価の費用に充てられています。綿花農家は環境に配慮した栽培方法の農業研修や、強制労働・児童労働の禁止といった人権を学び、サステナブルな基準をクリアしたCmiA認証コットンを栽培しています。

コットン・コネクト

Cotton Connect

農家からブランドや小売業者まで、サステナブル・コットンをサプライチェーンでつなぐプログラムです。ブランドや小売業者が公正かつ持続可能な方法で綿花を調達できるように支援しています。

コットン・コネクトはイギリスを拠点とするサステイナブル・コットンの普及を目指す団体で、世界の綿産業をより良い方向に変革することを目指しています。コットン・コネクトが提供するリールコットンプログラムでは、持続可能な綿花栽培を実践するための3年間の農業トレーニングコースです。

また、オーガニック・コットン・ファーマー・トレーニング・プログラム(OCFTP)は、小規模農家の有機綿花(オーガニックコットン)栽培スキルと知識を深め、収入の増加に貢献し、持続可能な綿花栽培のプログラムを提供しています。農場の生物多様性を維持しながら、化学肥料や農薬の使い方を学ぶことで、収穫量を増やし、水や農薬の使用量を減らしています。

ほかにも、Women in Cotton Programでは、女性の綿花栽培を支援しています。コットンのサプライチェーンの全体像を提供するトレーサビリティソフトウェア「TraceBale」といった製品も開発しています。

myBMP

Best Management Practices(ベスト・マネジメント・プラクティス)

myBMPは、オーストラリア綿花の環境管理システムです。

農場の綿花栽培・生産を改善するため、自主的な綿花農場および環境管理システムとして自己評価メカニズム、実用的なツールやリソース、農場での改良普及、技術サポート、独立した第三者監査プロセスを提供しています。オーストラリアの綿花農家が経済的・社会的・環境的に持続可能なコットンを生産するために、バリューチェーン全体に沿ったベストプラクティスを学ぶことができます。

農家はmyBMPに登録し、myBMPからのアドバイスを受けながら自己評価を行い、認証のための監査を受けます。myBMP認証の有効期間は5年です。また、綿花の調達者はCotton Australiaに登録し、myBMPやCotton Australiaからの調達をサプライチューンに組み込み、ライセンス契約を結びます。

GRS

Global Recycled Standard(グローバル・リサイクルド・スタンダード)

サステナブルなコットンは、綿花栽培だけではありません。リサイクルされるコットンもあります。

GRSは、環境・社会に優しいリサイクルコットンを認証するラベルです。

リサイクル製品におけるリサイクル材料の量や、トレーサビリティを公的に裏付けする認証プログラムです。GRS製品ラベルを付けるためには、少なくとも20%のリサイクル材料(ラベルを付ける場合は50%)が含まれている必要があります。

アメリカのNPO団体(非営利組織)のTextile Exchange(TE:テキスタイルエクスチェンジ)は、差し迫った気候変動やCO2排出量削減といった環境問題への取り組みのために、サステナブルな繊維としてリサイクルコットンの普及を推進しています。GRSは、リサイクル原料の検証・追跡のための認証プログラムであり、各サプライチェーンが社会的責任・環境への活動・化学物質規制の基準を満たしていることを検証します。小売業者や消費者にとって、製品のどの部分にリサイクルコットンが使用されているのか、どのように管理されているのかを確認できるようになっています。

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