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自発的脱水と水中毒 〜 危険な暑さから身を守る! 〜

自発的脱水と水中毒 〜 危険な暑さから身を守る! 〜

米カリフォルニア州の国立公園デスバレーで2020年8月16日午後、気温54.4℃(カ氏130度)を記録したというニュースがありました。世界気象機関(WMO)によると公式記録として認証されれば、1931年以来の記録的な気温となるそうです。米西海岸では熱波の影響で記録的な暑さが続いていますが、日本でも静岡県浜松市が日本歴代最高に並ぶ41.1℃を観測するなど、各地で猛暑が続いています。

Work onではこれまでも熱中症に関する記事をご紹介していますが、今回も、はたらく皆さまの熱中症予防対策として「自発的脱水」と「水中毒」の危険性を取り上げます。

人間の体の65%は水分でできている

人間の体はほとんどが水でできています。性別や年齢で差はありますが、胎児では体重の約90%、新生児では約75%、子どもでは約70%、成人では約60~65%、老人では50~55%を水が占めています。体には100兆個を超える細胞があり、体重の約65パーセントを占める水分の約3分の2は、細胞の中にあります。残りの水分(3分の1)は、細胞と細胞の間に存在する細胞間液と血液にあり、それぞれ生命を維持するために働いています。

体の水分は、体温調節に使ったり、栄養素や老廃物の運搬に使ったり、人間の生命活動に欠かせないものです。脱水症状になると、体温を調節する汗が出ないため体温が上がってしまい、汗や尿が出ないため体内に老廃物が溜まって血液の流れが悪くなり、全身の機能に障害が起こって、死に至る危険性もあります。

熱中症対策として、まずは脱水予防が大切

一般的に、人の1日の水分出納は約2.5Lといわれています(尿:約1,000~1,500ml、不感蒸泄(呼気や皮膚から排泄される水分):約900ml、糞便中の水分:約100〜200ml)。

汗や尿で失われた水分を補うために、水分出納に見合う摂取水分は、①飲料水1,000~1,500mL、②食物に含まれる水分 約800mL、③代謝水 約300mL(栄養素が体内で酸化分解されるときに生じる水分)となります。

夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要がありますが、特に炎天下の現場作業などでは大量の汗をかくので、普段以上の水分補給が必要です。

そして、汗をかいた肌をなめると塩辛い味がしますよね。汗として流れ出る水分の中にはナトリウムやミネラルといった電解質が含まれています。補給する水分はスポーツドリンクのような、電解質を含むものを摂取しましょう。

水分をとるタイミングも大切

「のどが渇いた」「口の中が乾燥する」「尿量の減少」「体温上昇」「脈拍が多い」と感じるのは、脱水により体重が2~5%減少したときです。

つまり「喉が渇いた」と感じたときには、すでに脱水症状が始まっていて急激に悪化してしまうこともあります。脱水による体重減少が 10%を超えると、もはや体温調節ができず死に至る危険性が高くなります。作業前の体重から 1.5%を超える減少があれば危険といわれているので、こまめな水分摂取が重要です。

自覚症状以上に脱水状態が進行していることがあることに注意して、自覚症状の有無に関わらず、作業責任者は作業前後の摂取及び作業中の定期的な摂取を指導することが必要です。作業者の水分摂取だけでなく塩分摂取を確認する表を作成したり、作業中に水分・塩分摂取を巡視しながら確認すると、定期的な水分・塩分摂取を徹底することができます。特に、加齢や疾患によっては脱水状態であっても自覚症状に乏しい場合があることにも注意が必要です。

自発的脱水?

作業などで大量に発汗したときに、塩分が含まれていない飲料(水)を飲むと、脱水状態が改善しないことがあります。

大量の水分と塩分を失った状態に、水だけを補給してしまうと元の体液量に戻る前に体液の濃度が正常化して、飲水欲求が止まるためです。

発汗で失われた体液量が回復していないのに、喉の渇きがなくなり、自覚症状もなくなります。同時に余分な水分を尿として排泄するため、汗をかく前の体液を回復できなくなり、運動能力が低下し、体温が上昇していきます。そのままの状態で作業を継続してしまうと、脱水状態が進行して、熱中症の原因となります。これを自発的脱水といいます。

出典:厚生労働省 「職場における熱中症予防対策マニュアル」より

自発的脱水を予防するためには、水分だけではなく塩分も併せて補給することが必要です。定期的な水分・塩分の摂取は、作業強度や年齢などに応じて必要な摂取量等は異なりますが、WBGT基準値を超える場合には、少なくとも、0.1~0.2%の食塩水、またはナトリウム 40~80 ㎎/100 ㎖のスポーツドリンクや経口補水液などを、20~30分ごとにカップ1~3杯程度(100~200ml程度)、1時間当たり400〜800mlを目安に飲むようにしましょう。

また、冷えた水分を飲むと、水分補給だけでなく、深部体温を下げる効果が期待できます。ただ、冷たすぎると吸収が悪くなるため、冷やす場合も5~15℃としましょう。

塩分も必要なの?

連日の報道のおかげで熱中症の原因となる脱水症状を防ぐために、普段から水分補給を心がける人も多いように感じます。けれども、水だけたっぷり飲めば安心!ということはなく、逆に水だけを大量に飲んだことで業務中に危険な状態になることがあるって知っていますか?

それが水中毒です。

大量の水分摂取が危険を招く・水中毒

水中毒とは、大量に汗をかいた時に、大量の水だけを飲むことによって血液中の塩分(ナトリウム)濃度が急激に薄まり、身体機能が低下する症状です。

私たちの体には、約0.9%の食塩水と同じ浸透圧の血液が循環しています。血液中のナトリウムイオンの正常値は、約135~145mEq/l(mEq/lは電解質の濃度を表す単位)です。それが135mEq/l未満に低下していくと低ナトリウム血症、120mEq/L以下になると重症と診断されます。

    • 130mEq/l = 軽度の疲労感、息切れ、めまい、手足のむくみ
    • 120mEq/l = 頭痛、吐き気・嘔吐、精神症状
    • 110mEq/l = 性格変化、けいれん、意識障害、昏睡
    • 100mEq/l = 神経伝達が阻害され、呼吸困難などで死亡

水中毒の予防には塩分が必要!

水中毒を防ぐには、身体が必要とする以上の水分をむやみやたらに摂取しないことが必要です。理想は、作業で身体が失った分の水分を加不足なく補給することです。しかし猛暑の作業中に、各作業員それぞれの流れ落ちた汗の量を把握することは困難で、発汗量に応じた水分・塩分の摂取を過不足なく補給することは難しいでしょう。そのため、繰り返しになりますが、1時間当たり400〜800mlを目安に補給するようにしてください。

また、喉が渇いたからといって、一気にガブ飲み(1〜2リットル以上)することは避けましょう。身作業中は脱水や熱中症を予防しようと意識するあまり、水分を飲みすぎてしまうケースもあります。適量の水分を判断して、飲むように努めましょう。

水分・糖分・塩分のバランスも重要

あまりに高濃度のナトリウムを含む飲み物を摂取すると、喉が渇きます。昼食と一緒に水分をとるときは、食事の中にナトリウムなどの電解質が含まれていることが多いため、塩分摂取を気にしなくても問題ありません。逆に水分の中にも塩分が含まれていると、塩分の摂り過ぎになってしまうおそれもあります。

休憩中に水分を摂取するなら、体が吸収しやすい薄い糖分とごく少量の塩分を含んだスポーツドリンクを飲むことがおすすめです。

スポーツドリンクの種類によってはナトリウムが含まれていないものがあったり、糖分が多く含まれていて血液が体液よりも濃くなってしまうものもあります。作業の合間に飲むスポーツドリンクは、成分と含有量を確認して飲むようにしましょう。

なお、塩分等の摂取が制限される疾患がある方は、主治医や産業医等に相談することが必要です。作業責任者は作業者の健康状態や持病にも気を配るようにしましょう。

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